ダイエットするために「上から目線」に負けるな!

ダイエット部を結成して約5年。

その間、多い時は毎月集まって、食事会や飲み会をし、糖質制限に理解のある医師や管理栄養士、そして糖質制限に成功した人たちの体験談を聞いたり、話したりしてきた。

メンバーの中には、毎回、顔を出す人もいれば、思い出したように時折姿を見せたり、糖質制限を継続するのに失敗したのか、すっかり顔をみせなくなった人もいたりする。

だが、皆、それを悪いこととは考えない。部会に顔をみせなくなったとしても、健康やスリムになって、仕事が忙しくなって、なかなか参加できないと考える。

ダイエット部の常連に共通しているのが、この「ヨイ出し」の精神だ。

「ヨイ出し」とは、いわゆる「ダメ出し」の対局にある考え方で、その人が例え失敗していても、どこかでいい所を見つけて、そのいい所を褒める。これが「ヨイ出し」である。

私達日本人は、子供の頃からさんざんダメ出しの洗礼を受けて育ち、職場に入るとますますダメ出しのオンパレードとなる。

そして自分でも無意識のうちにダメ出しをしてしまう。いわゆる「減点主義」である。

だが、ハッキリとした成果が求められる職場での仕事ならともかくも、毎日続ける食と健康の生活習慣には、百点満点などあり得ない。

減点主義とは、そもそも高い立場から低い立場の人を見て、その基準に満たない落差を強調する方法である。いわゆる「上から目線」だ。

こうした減点主義の典型が医師である。医師は、身体の仕組みや病気の原因を専門的に研究し、豊富な知識を持ち、同じ病気に悩む多くの患者を診察しているだけに、経験が豊かな医師ほど、健康を害した患者を上から目線でダメ出ししがちだ。

だが、誰でもその病気になりたくてなった訳ではない。健康や食、医学に対する知識を得る機会が少なかっただけで、仕事などに励むあまり、気がつくと病院に行かねばならない程の病状に陥っている人もいる。

糖尿病とメダボになってしまった、かつての私かそうだった。

糖尿病専門医に、「何でこんなになるまで放っておいたのだ」と上から目線で頭ごなしに叱責された時、私の闘争本能に火が付いた。

「よし、治してやる。それも完璧に。しかも、この医師が驚く程、速攻で」

こうして私は、その手段として糖質制限を選んだのだ。

そして、三週間後には、体重を20キロ減らし、半年後にはHbAlCを糖尿病の基準値以下の5%台に落して、その糖尿病専門医の下を去った。