ダイエットを成功するには多少の我慢も必要

本当に糖質制限を実践しようと思ったら、自分のこれまでの「快適な生活習慣」から抜け出し、少しの間、不快になることを我慢し、しばらくそれに慣れるしかない。

二週間を過ぎる頃から、それまでブヨブヨだったお腹の肉が急に取れて、ベルトの穴が2つ分くらい縮まったと実感出来るようになる。

本人は気が付かないが、痩せた姿は、その人の後ろ姿や、全身のプロポーションの変化となってハッキリと現れる。

私も三週間で20キロ痩せた時、知り合いの編集者と道ですれ違っても、相手が私と気付かずに通り過ぎて行ったほどだ。

最近では、糖質の過剰摂取が見た目の老化の原因となることも分かってきた。

つまり、同じ年齢でも、糖質制限をしている大としない大では、見た目で10~15歳ぐらい差がある。

見た目が年を取っているということは、それだけ、身体の内部も老化しているということだ。

しかし、そんな状況になっても、三週間糖質制限すれば、見事にスリムになり、外見も若返ることが出来る。

こうなると、新しい生活習慣に慣れるまでの少しの不快さ、不器用な面倒臭さも気にならなくなる。

すると、ここに来てようやく、「自分はやれば出来る」とか「これまで失敗続きだった過去を変えられる」と思うようになる。

心理学用語でいうと「自分はだからダメなんだ」という、過去思考の「原因論」、すなわち、失敗の原因探しから、どうすればよりよい「未来」を築くことが出来るか。その実践方法を探す「未来志向」の生き方になる。

人は、本来、心の中が矛盾対立するものではなく、一人一人が分割不能なトータルな存在だからだ。

つまり、形だけ、糖質制限しようと思っても、現実に行おうとすると、なかなか実践出来ない。

やはり、自分の心の中で、「糖質制限して、新しい自分に生まれ変わろう」という気持ちがないと、人は行動出来ない。それほどまでに、理性と感情、意識と無意識などが、混然一体となっているからだ。

事実、糖質制限は、人に勧められて嫌々行うより、自分自身で、より健康になり、より新しく生まれ変わろうと思わないとなかなか実践出来ないものである。

そして、どうせ行うなら、まず、自身がその効果を信じて、しばらくの間やってみる。

そうした「心の中の励まし」や「小さな決意」があると、更に効果が増してくる。だから、「これまでの自分」を変えてみようという「小さな勇気」を持って、出来ることから始め、それを続けて自信をつける。そして、決して「勇気くじき」の悪しきパターンに陥ってはならないのだ。